2014年07月19日
「一緒に泣くよ」 ~第2回森の案内人養成講座~

やんばいです、三連休の初日は残念ながらの雨模様

それでもトーマスは走るし、エコツーのプログラムだってやります

第2回の「森の案内人養成講座」が開催されました。第1回の様子はコチラ
第2回の今日は、コミュニケーションやカウンセリングについての講座。
静岡いのちの電話研修委員でもある黒沼宏一先生を講師に、半日みっちりお勉強しました。
まずは黒沼先生による講義「コミュニケーションの方法と理論」

効果的なコミュニケーションと非効果的なコミュニケーションのお話を中心にされていました。
<非効果的>
批判、忠告、なだめすかす、脱線、察し、命令、脅し、説教、道徳化、哀れむ、恥をかかせる、否定、誘導尋問etc
先生は特に子どもさんに関する保護者からの相談を受けることが多いらしく、
家庭や教育の場面でのお話を中心にされていて、受講生の方々も真剣に聞いていました。
「先生、うちの子こんな感じなんですけど・・・」
「20年前に先生のお話を聞きたかったです」 な~んて、休憩中に相談している人もチラホラ

2限目はグループワークです。
第1回目に引き続いての養成講座なので、皆さん気心も知れているのか、
すぐに打ち解けていらっしゃいましたね。

大切なのはグループワークのふりかえり。
「あなたはどれくらい積極的に討議に参加しましたか?」
「あなたはどれぐらいのびのびと発言できましたか?」
「あなたの発言は、どれくらいみんなに受け入れられましたか?」
「あなたは、どれくらいみんなに影響を与えたと思いましたか?」 などなど・・・
グループ内での意見をまとめようとするとき、安易に多数決に走ってしまいがちです。
「大多数の意見=グループの意見」
そうではなく、自分がなぜそう考えたかを他人に説明したり、
他人がなぜそう思ったかを聞いてあげたりして、ひとつの結論を導きだすことが大切なんですねぇ。
「客観的事実よりも主観的真実に重きを」
という先生の言葉が印象的でした

午前の部が終わって、お昼ご飯

つどいの会の特製弁当の豪華さには皆さん大喜びでした


さてさて、午後イチは再び講義。
「聴く」ということと「感じる」ということ、のお話をされていました。
なぜ「聴く」ことが大切なのか?
聴く=心を込めて、相手の身になって聴く。相手の話を否定したり、批判することなく聴く

そのお話をもとに、3人一組でロールプレイを行います。
話し手、聴き手、観察する人に分かれます。
話し手の人は自分が抱えている不安や悩みについてを話し、
聴き手の人はその話に耳を傾けます。観察係は二人の様子をじっくり見ています。
それを前半はチーム内で、後半は全体(みんなの見ている前で)で行いました。

話し手役の人は実にリアルな悩みや相談を話します。
聴き手はどうやったら相手に寄り添えるか、相手が心地よいと思える聴き方ができるかを
意識しながら、対応します。
残りの人は全員が観察役。
たくさんの人が見ている中での話し手、聴き手は緊張したと思います

観察していた人の感想や意見も、人によってバラバラで興味深かったですねぇ。

聴き手にとって大事なのは、答えを出そうとしないこと。
相手の気持ちに共鳴することなんだとか。
相手が本当に伝えたいことは何なんだろう?? と考えること。
聖書の一節に「喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい」
という言葉があるそうですが、
ただ側にいて「あなたのことを想っているよ」と分かろうとすること自体が
相手の慰めになる、ということかなぁ?
話し手に「どうしたらいいですか?」と言われると
自分なりに答えを出そうとしてしまうけれど、判断は話し手に委ねるんだとか。
正直、カウンセリングやコミュニケーションに正解なんてないんです。
先生も「コミュニケーションをマニュアル化してはいけない」とおっしゃっていました。
十人十色、千差万別、相手によって対応も様々。
だからこそ難しいのですね

受講生の皆さんからも積極的な質問や感想が寄せられていました。
それに先生も真剣に答えていただき、非常に有意義な講座だったと感じています。
今回の講座は森の案内人養成のためのものでしたが、
家族、恋人、友達、同僚、上司・・・など、
ありとあらゆる人とのコミュニケーションの原点と言えるものではないでしょうか?
次回の黒沼先生の講座は来年2月ということで、
受講生の中からは「今日学んだことを忘れないためにどうしたらいいでしょうか?」という声があがりました。
先生の返事は「家に帰って日常の中で実践してください」ということでした

私自身、講座を聞いていて多くのことを学び、気づかされました。
他人に寄り添うためには、自分自身に気づいてこそだ。
大事な人が喜ぶときは一緒に、悲しむときは一緒に泣く。
何を言うでもなく、ただ隣に居る。
すごーく温かくてジーンときますねぇ

というわけで、今日はすごく有意義な時間を過ごせて、あったかい気持ちでいます

受講生の皆さんもいろんなお土産を持って、帰途につかれたんではないでしょうか?
さてさて、次回の「森の案内人養成講座」は2015年2月14日(土)を予定しています。
今日の黒沼先生の講座の進化版です。
ずいぶんと間隔が空いてしまいますが、秋ごろには長野県信濃町での実地研修を予定しています。
森林療法ツアーの先進地である信濃町に行って、
実際にお客さんとなって森の案内人と歩いてみよう、癒しの宿に泊まってみよう、という研修です

アンケートではほとんどの皆さんが「ぜひ参加したい、都合がつけば参加したい」と
書いてくださっていたのが嬉しいです

今日の受講生の中から「森の案内人」として活躍する人が育って、
川根本町が本当の意味での癒しの里になることを切に願います。
以上、なかなか「聴き役」に徹することができないみきてぃがお届けしました

喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。