2015年02月19日

大井川でつながるエコツーリズムの輪 <後編>



やんばいです、川根のみきてぃですemoji46

1月は行く、2月は逃げる、3月は去る とは言いますが、
本当に月日の流れは速いですねぇemoji09

風邪をひいたり、ギックリ腰をやったりして、しばらく潜伏しておりましたface16
皆さんもお体ご自愛くださいね。

さて、2月11日(水・祝)に大井川流域振興連絡会主催の
エコツーリズム団体連携促進事業が行われました。

静岡市井川、川根本町、島田市川根町のエコツー団体が集まっての交流会です。
2月7日には川根本町と井川を巡る前編が行われました。 コチラ

後編の今回は島田市川根町笹間地区を巡りました156

テーマは大井川

やはり私たちの共通財産といえば、これしかないでしょうemoji08

まずは笹間川ダムを見学。
講師の小澤さんが大井川の現状を説明してくれました。


今の大井川と60年前の大井川の絵地図を見比べても分かりますが、
大井川って本当にダムや発電所が多いんです。

南アルプスの間ノ岳(あいのたけ、3189m)を源流として駿河湾に流れ込む
全長180㎞の大井川。

山が高く水が豊かで水力発電に適したところらしく、
水力発電に利水された水は、農業用水・工業用水・水道用水として流域市町に供給されています。

塩郷の吊り橋近くにある塩郷ダムで取水された用水は
下流の笹間川ダム湖へ送水され、ダム湖でいったん貯水された後、
再びトンネルで川口発電所へ送水され、発電されるんだとか。

つまり、塩郷ダムから川口発電所(島田市)までの区間、
大井川の水は導水管と呼ばれるトンネルを流れているんです。

この区間の大井川本流に流れているのは、支流の水がチョロチョロicon11
どうりで大井川に水がないわけだ・・・

そのため、このあたりの地形や生態系もずいぶんと変わってしまったそうです。
川に魚や水生生物が住めなくなったり、堆積土砂の問題などが発生し、
本来の川としての機能が失われているんだとface24

私たちの住む上流・中流部だけでなく、下流の砂浜にまで影響を及ぼしています。
大井川の水が海へ行かなくなったので、海岸に砂浜が少なくなって、
海藻林は消えてしまい、川から流れだした柳や竹が海岸に漂っているんだとか。

詳しく書くとキリがないので、コチラをご覧くださいface17

笹間川ダム見学の後は、山村都市交流センターささまへ移動します。

ここでも小澤さんから大井川のお話を聞きました。



大井川流域市町で構成する「大井川の清流を守る研究協議会」というのがあって、小澤さんはそこから依頼を受けて、各市町の小学校に出前講座を行っているそうです。

ここまで大井川の今昔を語れるのは他にいらっしゃらないんじゃないかと思うくらい、
とても詳しいし、言葉に説得力がありました。

お話を聞いていて
「もっともっと大井川のことを知った上で活動していかなきゃ」
と背筋を正される思いでした。

そして、4年前、初めて大井川鐡道に乗って川根本町にやって来た時のことを思いだしました。

「いつになったら大井川が現れるんだろう?」

電車に乗っている間、ずーっと大井川沿いを通っているんですけどね(笑)
あまりに川の水がないので、それがあの有名な大井川だとは思わなかったんですface15
もっとダクダクと川幅いっぱいに水が流れている大河、をイメージしていたのでface12

蛇口をひねれば水が出る生活ですが、
「この水はどこから来ているんだろう?」
と少しでも想いを馳せることができれば・・・icon11

そういったことを体験を通じて知ってもらう機会を、エコツーのプログラムで提供していきたいです。


さてさて、お待ちかねのお昼ご飯は「山村都市交流センターささま」の
体験プログラムでピザを作りましたicon28

時間の都合でトッピングだけ自分たちでやって、
あとは校庭にある手づくりピザ窯で焼いてもらいましたface21



さすがは窯焼きemoji01 そして焼き立ては美味しいface18
川根本町エコツーから参加していた匠さん&てっちゃんも、この表情ですface22


「山村都市交流センターささま」は旧笹間小学校を改修した宿泊・体験施設です。
廃校になっても、利活用しだいで地域活性の拠点となり得ることを実証しています。

来るたんびに「川根本町にもこういう施設あったらいいなぁ」とうらやましく感じています。


お昼休憩でちょっと時間があったので、一人で笹間の集落を歩いてみました。
ちょっとレトロで懐かしい感じのする笹間地区。
静岡市井川地区と少し似ているのかな~、なんて思ったり・・・

普段の生活はとにかく車での移動icon17ばかりなので、こうやってのんびり歩くのも久しぶりでした。
自分の住んでいる集落ですらまともに歩いたことがないので反省emoji07



午後からは意見交換会。

それぞれの団体の活動や抱える問題について話し合いました。



人材不足、会員の高齢化、情報発信不足など、どの団体も課題は共通していますface20

しかし嘆いてばかりもいられません。

せめて情報の共有はやっていこうよ、という話がでました。

例えば紅葉シーズン160

川根温泉では川根本町や井川の紅葉の状況を写真付きで紹介してくれているそうです。
しかし、「今」の状況はなかなか知り得ない。
どこの誰に聞いてよいのか・・・ どこにアクセスすれば情報が得られるのか・・・

この地域を訪れるお客様にとって、
「ここが島田市だ、川根本町だ、いや静岡市だ」 なんてことはまったく関係ないのです。

川根温泉ホテルや川根温泉にはたくさんのお客様がいらっしゃいます。
その方たちがこれから奥へ足を伸ばしそうというときに、
ワクワクするような情報を提供できれば・・・・

今回の研修でお互い顔を合わせたのだから、どんどん情報を共有していこうよ。
ということですemoji13

これはお金がなくてもすぐにできることなので、私も実行していきたいです。

もうひとつ出たのは「このエリアの代名詞は何なのか?」ということ。

京都、北海道、沖縄など、有名な観光地には
名前を聞いただけでその土地がどんな場所か分かるブランドイメージってのがあります。


んじゃ、島田市川根町~川根本町~静岡市井川 ってどんなとこ?
それらをひと言ふた言で表せる言葉ってないんだろうか?

ん~~~、やっぱり大井川じゃね?

んじゃ、その大井川のイメージをどうツーリズムにつなげていくのか・・・

この短い時間ではとても答えは出せませんでしたが、
いいヒントをいただいたような気はしていますface17


とにもかくにも、いろんな気づき・学びを得た2日間でした。
研修やら視察のたいていが行くこと自体で目的達成、
その後はシャンシャンシャン~ みたいなのが多いんですが、
今回の研修をそうしてしまっては非常にもったいないと思います。

なので、川根本町エコツーとしては
大井川流域の「川根本町部門」として、地に足をつけた活動を続けていく所存ですface22

個人的にも島田市や井川地区にも通って、たくさんの人と顔見知りになりたいです。
そしてこれらのエリアのこともエコツー日記で紹介できるように・・・ それが私の目標

                            実り多き研修で意気揚々のみきてぃでしたemoji32